クラシックギター講師市川亮平のブログ

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<<   作成日時 : 2016/01/09 23:22   >>

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今日、今年初レッスンの小学3年生の女の子にプレゼントを頂きました。

中身はなんとその子がアグアドの序奏とロンドを弾いているDVD
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冬休みに2週間かけてさらったと伺いましたが、最後まで弾けていてびっくりしました。
お正月返上で練習してくれていたそうで、申し訳ないやら有難いやら。

どんな曲かは検索してCDを買って聞いてみてください。
とてもかっこいい曲です。
この子はジュリアン・ブリームの演奏が気に入ったらしく、それを参考にしていました。

レッスンで「おっちゃんはこう弾いていた」と言うので、「おっちゃんて誰?」と聞いたら、
ジュリアン・ブリームのことで笑っちゃいました。


去年の発表会で、小3で魔笛の主題による序奏と変奏を弾いた子もいましたが、
あの子といいこの子といい、なんでこんなに頑張れるんでしょうね。

その年でこのレベルの曲を弾くって、もはや生活の中心がギターになるレベルになると思うんですけどね。
かっこいいなーと尊敬します。
でもちゃんと友達と遊べているのかな?勉強は大丈夫かな?と少し心配にもなります。


魔笛の子は弾く前にこういう譜読みのための資料を作ったりしていましたが、
この子は早くて今年の3月くらいから序奏とロンドに取り組む予定だったので、
それもやっていなかったのによく弾けたと感心します。


ただ、これからすぐレッスンと言うわけではありません。
自分のレッスンはかなり細かいので、これくらいの長さの曲をレッスンするとなると大人でも結構時間がかかります。
子供で、しかも小3だと相当真剣にレッスンの構成を考えないと、
完成まで年単位で時間がかかるか、完成しない危険があります。
それでも教材や練習用音源を作りまくってなんとかやってきましたが、このレベルは厳しいです。


が、魔笛の子は3ヶ月で発表会のレベルの演奏に仕上げられました。
それは一つ一つの箇所の表現を教えるのではなく、ある程度パターン化して教えていったためです。

それを既にこの子にも行っていますが、今やっているエチュードで完全に覚えてもらい、
それができたら序奏とロンドのレッスンとなると思います。


何をパターン化したかというと、カデンツ、終止の表現です。
前にも書きましたが、これは時代や国や作曲家、曲の構成毎に求められる表現が違うので、
厳密にパターン化出来ないと思いますが、大雑把で良いので、完全、不完全、偽、半、変終止、ソプラノでの終止バスでの終止の各表現に型を作っちゃいます。

それが出来たら、楽譜の終止のあるところに全て印をつけます。
そうすると一つ一つ教えなくてもその印のあるところは全て、
なんとなくそれぞれの終止でしっくりくる表現で弾けるようになっています。

それから、終わる部分がわかると始まりの部分の表現も規定できるので、
終止後の新しい動機の表現もある程度パターン化できます。

そこからまた微調整していきますが、これでなんとか3ヶ月である程度のレベルの表現で小学3年生が魔笛を弾けるようになりました。

この微調整が簡単ではなかったですが。


大人だとこれの手法をレッスンに取り入れ、少しずつ成果は出ているのですが、
子供だとこのルールを覚えるのがなかなか難しく、早く適した教材を作りたいところです。


もっとじっくり作る予定でしたが、来週中には試作品を作ります。
レッスンで使い調整していくのでまだ公開はしませんが。
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正直に言うとこの教材作りはかなり後ろめたいと言うか、不遜な気がしてあまり気が進まないです。
表現を規定してしまうと言うのは。
弾く人それぞれが好きなように自分の表現をするというのが、音楽の良さの一つだと思うので。


だから生徒さんにはこれをそのまま鵜呑みにしないで、
これをベースに必ず自分の表現を探してもらおうかと思います。


これができたら、次はそこに持っていくための表現も考えたいですが、
仕事が遅いので多分1年後ようやくそこにいけるくらいかと。


泥縄式はいつもの事ですが、今回は相当手強いですね。

でも、今回のプレゼントはまた一つ、自分の認識を改めさせてくれるとても嬉しいものでした。
ありがとうございます。

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