クラシックギター講師市川亮平のブログ

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<<   作成日時 : 2018/07/22 01:29   >>

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前回、その時に出す音に矢印を付けた楽譜を添えた演奏説明動画をご紹介しました。

1週間あの動画の使い道が他にないか模索した結果、だんだんテンポが速くなっていくアッチェレランドや
だんだん遅くなっていくリタルダンド等、速さの変化の視覚化に使えるのではないかと考え、試しに作ってみました。
作ったのは、うちの教室で今まで学んできた表現手法を総合的に学ぶ曲として使用しているラグリマの4小節です。

演奏表現方法は音の大きさを変える、音色を変える、速さを変える、様々な手法がありますが
レッスンをしていて一番身につけるのが難しいのが速さの変化だと感じました。

今まではこのような音源をお渡しし、このように弾ける技術を身に着けた後、音源を聞きこんでそれに合わせ練習し、速さの変化を学んで頂きました。

それと演奏を録音してその場で聞き、イメージ通りの速度変化ができたか確認するという作業も有効でした。
具体的に言うと始めたばかりのころは、自分の演奏を聴くと、大体皆様思ったより加速していなかったというご感想で、まずはイメージと実際の演奏にずれが有るという認識を持って頂き、そのずれを修正していきます。

実際その方法で、ラグリマでの総合演奏表現の学習を始めてから2年ほどで10人以上、
音源とあまり変わらないレベルで皆様弾けるようになってきたのですが
速さの変化を学ぶ過程が最も時間がかかりました。


それでもまあこれ以上の方法が思い浮かばなかったのですが、いつももっと良い方法はないものかと考えていました。

演奏においての加速、減速を別の言葉で表すと、次に弾く音を出すタイミングを早くする、遅くするということです。
下の画像で説明すると、例えば通常は
ドを弾いて1秒後にレを弾き、その1秒後にミを弾き更に1秒後にファを弾く、となるところを
accel.(アッチェレランド:だんだん速くしていく)があるため、
ドを弾いて1秒後にレを弾き、レを弾いた0.8秒後にミを弾き、さらに次は0.6秒後にファを弾く、と音を出すタイミングを早くしなければいけません。
※経過時間は説明のために設定しているだけで、加速・減速の度合いは様々です。
画像


今までは聴覚によってそれを感じて再現して頂いていましたが、
その時に出す音に矢印を付けた楽譜を添えた演奏説明動画は、その音を出すタイミングを矢印により視覚的に確認できます。
それが速度変化のレッスンで役に立つのではないかと感じました。

と、ここまで長々と語ってきましたが、作った動画内で弾いているのは最初に書いたようにたったの4小節です。
きちんと全て作りたかったのですが、試行錯誤中なのと制作方法の問題で4小節で5時間かかり一旦締めました。

4小節でも加速減速をこれで身につければ、他のパートでもある程度は可能だというのは今までのレッスンで経験しているので、ひと先ずこれでちょうど速さの変化を学んでいる方に練習して頂くこととなりました。

ブログ内埋め込み動画だと楽譜が見えにくいと思うので、拡大してご覧頂くのがよろしいかもしれません。
画質は1080まで向上できます。
編集過程でトラブルがあり、途中角度が変わったりしております。
申し訳ありません。



楽譜はこちらです。
表現の練習のためともう一つの理由から勝手ではありますが、私のレッスン用にかなり細かく記号を書いています。
画像



追記
こちらは演奏部分を切り取り10回ほど繰り返したものです。
合わせて練習するのにお役に立つかもしれません。




それからこの動画の作り方の質問を頂いたので、簡単ではありますが、別の曲の動画を作っているところを録画してみました。
ご興味があったらご覧ください。
ただ、本当にものすごく効率が悪いので別の方法を探したほうが良いと思います。
これも拡大しないとよくわからないかもしれません。


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