お兄さんのフォームへ

約2年5か月前、4歳の幼稚園年少の子のお母さまから、4歳の子のレッスンのお問い合わせがありました。
それまで、幼稚園年長のお子様は何人か受け持っていたのですが、年少の子は初めてでした。

当時ある程度経験は積んでいたものの少し不安でしたが、体験レッスンをし、割と上手く進められたので体験レッスン後お母さまとも相談し、レッスンさせて頂くこととなりました。

お恥ずかしいですが、いまだに独身で当然子供もいないためあまり小さな子の扱いは上手くないと自負しております。
探り探りで工夫し、だんだんとレッスンの進め方、説明の仕方も掴めてきました。
一種の記録として、小さいお子様のレッスン風景の動画や演奏動画をまとめたページなども作りました。
http://www.ichikawa-cgt.com/juniorlesson


そんなこんなでいつの間にか2年5ヵ月が経っていました。
時間の進むのは早いものですね。

クラシックギターの構えは通常はこのように左足を足台という道具に乗せてヘッドが高くなるように構えます。
小学校に上がっているといきなりこのフォームでもレッスンを受けられる子が多いです。
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しかし上の構えは幼稚園生には中々難しく、わたくしの教室では小学校に上がるまではこのように構えることを勧めています。
右足の足台が1段高いほうが弾きやすい子が多いようです。
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今回、幼稚園年少で入った彼も小学校に上がり、クラシックギターの通常の構えに無事移行することとなりました。
彼はこの構えを「お兄さんのフォーム」と呼んでいてその構えで曲を弾けるよう頑張って練習し、無事弾けるようになったので記念に動画を撮りました。

お母さまのご許可を頂き、その動画をご紹介致します。
曲は映画魔女の宅急便の海の見える街をスラーの練習用にアレンジしたものです。



小さい子が通常のフォームで弾くのは体が傾いたり、ギターが滑ったりで1か月ほど苦労しました。
また、音符だけの楽譜でスラーや装飾音をしっかり読み込み、よくこの曲が弾けたと思います。
それを克服した努力を自信に繋げてもらえるように賞状をお渡しするということを始めました。

この子と同じ年の子も同様に移行する準備を始めました。


この子のレッスンをさせて頂き2年5ヵ月、私で良かったのかはわかりません。
もっと優秀な先生だったら、この子をもっと上手くできたかもしれないという不安が常にあります。


それは全ての生徒の皆様に対して考えていることですが、それでもレッスンを続けてくださったことに深く感謝いたします。
ありがとうございます。

最近、大学のギター部でギターを弾いていて、社会人になって独学でギターを研究し、弾いてきたけれども色々お悩みがありレッスンを受けたいという方々からのご連絡が増えてきました。

はっきり言ってそういう方々はお上手なので私で良いのかなとも思います。
どうも脱力の練習方法を評価して頂いているようですが、練習方法がオリジナルすぎて体験レッスンでも「変な練習法ですみません」と謝る始末です。

情けない講師ですが、それでもレッスンを受けてくださる方々のために常に学び、お役に立てるよう努力していきたいと思います。